ECB、追加利下げ急がず ラガルド総裁

(VOVWORLD) - ECB=欧州中央銀行のラガルド総裁は1日、インフレ率が確実に2%に向かう軌道に乗っているとしながらも、利下げが差し迫っていないことを示すにはさらに時間が必要であるとの見解を示しました。
ECB、追加利下げ急がず ラガルド総裁 - ảnh 1ドイツ・フランクフルトで、欧州中央銀行(ECB)のあるユーロタワービル前の「ユーロ」通貨マークのオブジェ(THX/TTXVN)

中銀フォーラムでの発言でラガルド総裁は、「インフレ率が目標を上回るリスクが過ぎ去ったと確信できるためには、十分なデータを集める必要がある」と指摘しました。また、「労働市場が好調なため、新たな情報を収集する時間を取ることができる」と述べました。

前四半期の成長率が緩やかだったにもかかわらず、EU=欧州連合がリセッション(景気後退)を回避できるかどうかは依然として不確実であると警告し、「『ソフトランディング(軟着陸)』はまだ保証されていない」と強調しました。また、「成長見通しが依然として不透明であるという事実にも留意する必要がある」と述べました。

ラガルド総裁は、「将来のインフレに関して、特に利益、賃金、生産性の関係がどのように変化するか、そして経済が新たな供給面のショックに見舞われるかどうかという点で、依然としていくつかの不確実性に直面している」と語りました。(ロイター)

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